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ベッドに入る前に自分の顔を眺めます。
これはずっと続けてきた私の習慣。 それはそれは小さい頃から。 自分の顔って、不思議ですよね? わかってはいても、本当にこれを他の人たちがみてるのかなあ、なんて。 一番近くて、一番遠い自分の顔。 じっくり見ておかないと、忘れそうになるんです。 眠りの国に行く前に、ちゃんと覚えておいて 朝起きたら、自分の続きでいなくっちゃって。 いつのまにか私は大人になって、 それでも毎晩鏡をみていて、 一人の部屋をもつ機会があって。 前から好きだったイギリスのアンティーク家具でベッドの周りを揃えてみました。 ライティングテーブルと、きれいな曲線の背をもつサロンチェア。 そして美しい透かし模様のフレームに収まった鏡。 あえてドレッサーではなくて まるで映し出すものが絵のように見えるフレームが気に入って。 その周りにはいくつかの古いフォトフレーム。 古い写真やイラストに何故か心が癒される気がしたんです。 ベッドにはいるまえのひととき 本を読んでみたり 手紙を書いてみたり 鏡のなかの私にむかって まるで中世の貴婦人の肖像画のように少し流し目をしてみたり。 そしてふと気づいたんです。 時間の流れの中に私もしっかりいることを。 否応もなく歴史に参加していることを。 それからは 眠る前に自分の顔を覚える習慣は少しづつ減りました。 100年以上も前からある家具たちに見守られて 次の朝もきっと 私のままで続けられる安心感があるから。
by pancada
| 2012-06-10 13:47
| Antique Styling
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