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Vol.46 母と娘と薔薇とアンティーク ~マホガニーサロンチェア&テーブル~
嫁いだ娘が暮らすのは、日当たりがいい広いリビングが自慢のマンション。

そこにちょっとしたコーナーを作ったから見に来てよ、と娘からのメール。

インテリア大好きな娘がまたなにかやってくれたのかしら、と
いそいそとお邪魔してみる。


ほんの2畳ほどの空間に出来ていたのは
ヨーロッパにあるような緑が溢れた温室風のコーナーだった。
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置かれていたのはこぶりな椅子テーブル
英国のアンティークだという家具達は
明るい光の中で落ち着いた艶やかさを放っている。
d0166936_1821435.jpg



「こんな風な家具を置けば、大人な感じでしょ?」


そういいながら得意顔の娘がふるまってくれたのはローズティー。

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食用のバラで作る綺麗なピンク色の飲み物は
正直言ってすごく美味しいわけではなかったけれど、
薔薇の香りがなんとも優雅な気持ちにさせてくれる。

d0166936_18214144.jpg


「薔薇は美容にも効用があるのよ。
マリーアントワネットだってローズウォーターを愛用していたんだから」

「それ、本当なの?もっとちょうだいな。」

楽しいひとときを過ごしながら、
負けず嫌いの私の頭の中ではいつのまにか計画が動き出す。
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私の古い家にだって窓辺の場所はもっとあるし
グリーンの世話だって私の方がずっと上手。
あそこをこうして、こんな家具を置けばグリーンがもっと映えるわ。
娘が買った家具屋さん、紹介してもらわなくちゃ。

母と娘は一番の友達で、そしてライバル。
いつまでも負けるわけにはいかないんだから。
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ローズティーのおかわりをお願いしながら
そう思う自分にちょっとあきれて、そして何故か愛おしかった。


 
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by pancada | 2013-09-15 21:05 | Antique Styling
Vol.45 月夜のお茶をふたりで~オークダイニングセット~
お茶でも、飲む?


いちにちが終わりかけるような時間帯。
ごく気まぐれに、彼はそんな誘いをしてくれる。

お酒ではなく、お茶。

いやなことを忘れる酩酊ではなく
好きなことを語れる安堵がほしいとき。


私はあきれるくらいに簡単に誘いに応じて
いそいそとお湯を沸かす。

ふたりで選んだアンティークのダイニングテーブル
リネンを敷いてテーブルを整えて。
d0166936_2125514.jpg


そういえば、今夜は満月。


差し込む月の光に気が付いて
彼は何も言わずにあかりのスイッチを切る。

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蒼褪めた光のなか
いつもとはまるで違う表情をみせる
いつもの部屋、いつもの家具。

永い時間を過ごしてきたテーブルと椅子は
ドラマティックな杢目と質感が月光によってむき出しになって
思わず私は息をのむ。


新聞すら読めてしまう冴え冴えと明るい月の光。
お茶の香りと温かな湯気のなかのさりげない会話。
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彼がいつのまにか取り出したのはシルバーのソースボート。
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実はアンティーク・シルバーの素性を読み解くのは彼の趣味。
英国のガイドブック片手に判読の仕方を私に講釈してくれる。

えーっと、錨の刻印はバーミンガムだろ。
大文字の「C」にこの外縁は....1927年!
86年前にバーミンガムのアセイオフィスで認定を受けたシルバーだ。
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ちょっと得意げなのが癪に障るけど
いつも忙しい彼が、じっくり私と向き合ってくれるこの時間がたまらなく嬉しい。

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・・・また夜のお茶、誘ってね。


ふたりで選んだダイニングセットと一緒に
私はいつもここにいるから。

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by pancada | 2013-09-15 21:04