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ツバメが低く飛び交う季節になると思いだすのは、
小さかった時のあそび友達の家。 その軒先には、毎年ツバメがやってきたものでした。 「ツバメが巣をつくる家は栄える」・・・とは、確か祖父の言葉。 頭上を線を描くように飛んできた親鳥が 巣の中で小さな口をあけたヒナ達のもとへとびこんでいく。 その様子を飽きもせずに眺めては なんでウチにはこないの、と母にせがんだ事もありました。 同じ頃に大好きだった絵本は「幸福の王子」。 ツバメが王子のお使いで宝石を運ぶところが大好きで 繰り返し読んだものでした。 それ以来、私の中では特別な鳥。 春から夏の暖かい空気とともにしかみかけない、特別な鳥。 ある日訪れたアンティークショップに飾られた1枚のステンドグラス。 ヴィクトリア時代のものだというステンドグラスの中央に 描かれているのは、まさにツバメだったのです。 幸福の王子が人々に分け与えたルビーにサファイア そんな宝石の色を移したようなステンドグラスの色。 窓辺に立てて鉢植えと合わせれば、 色づいた光の中で柔らかく揺れる花々。 同じ時代に英国の家々のマントルピースを飾っていたというタイルを 鉢の下に敷いて。 昼は外の光を通して家中が幸せの色に染まるような 夜は窓の外を通る人たちの心が少し温かくなるような そんな窓辺になったでしょうか? これからはずっと我が家にいてくれる 小さなツバメにそっと問いかけてみたのでした。
by pancada
| 2010-09-16 23:16
| Antique Styling
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